1952-03-22 第13回国会 参議院 予算委員会 第24号
これはやはり政府において夏場の安い時期に飼料を買い込んで置いて、冬場の値上り期にこれを出すというような構想で、この構想は必ずしも私は悪いとは思わないのでありまするが、併し我々薪炭会計のあの赤字というような問題と関連して見て参りますと、かような腐敗しやすいものを政府が管理をして売るということは果してどうだろうかという実は多大の危惧を持つのであります。
これはやはり政府において夏場の安い時期に飼料を買い込んで置いて、冬場の値上り期にこれを出すというような構想で、この構想は必ずしも私は悪いとは思わないのでありまするが、併し我々薪炭会計のあの赤字というような問題と関連して見て参りますと、かような腐敗しやすいものを政府が管理をして売るということは果してどうだろうかという実は多大の危惧を持つのであります。
これは今までの薪炭会計とか各種公団の経理の状況を見てみますと、から伝票を発行して時間外勤務のほかに休日勤務まで拂つたとかいうようなことは、完全に刑事的に訴追を受くべきことです。これは横領です。だから検察庁はこの問題を取上げておるわけであります。その意味において、今私が申し上げたのは、宿舎ということだけを限つて言いましたが、この宿舎に全部入るわけではありません、特定の人が入るのです。
今まで特別会計、例えば石炭会計においても、その他薪炭会計においても、最後の土壇場になつて非常に大きな赤字を出して、その間を損益がないようなことで糊塗しておると、ごまかしておるというようなことが多い。
これが最近における薪炭会計の現状であります。
そこでその借金をあとから返さなければならん、先ず借入金を直接中金から政府、薪炭会計に金が入つて薪炭会計から生産者に行くのでなくて、中金から生産者に行つて、そうして政府が中金に借金があるという形になつて、これを返して行く、こういう形になるわけです。
併しながら長らくの間の薪炭会十ではありますが、甚だ会計検査院として申訳ない次第でありますが、終戰頃までは薪炭会計というものの物品が、農林省に検収が委託されてあつた関係もありまして、余り物の動きということに対して関心が少なかつたために、こういう問題を本当に取上げて真剣に研究してかかろうという頃には、すでに薪炭会計が廃止になつていたというような状態になりまして、薪炭会計そのものに関しましては、そうした点
二億と想定したというのは変な話でありますが、これは最後の店じまいでありまして、薪炭会計の方もだんだんと整理して行くと同時に、相手方の会社の方もこの債権——債権といいますか、はつきりと帳簿を整理してみますと、拂うべきものでまだ残つておつたというものも出て来ますし、それからだんだん調べれば、取り過ぎておつた、従つて拂いもどさねばならぬものも出て来る、こういうものもありますから、まだ確定しない分も入れて、
○説明員(小林義男君) 薪炭会計につきまして只今林野庁の方から二十四年度決算の見込について御説明がございましたが、私の方はこの二十四年度は只今検査中でありまするのでそういう意味で検査の状況を御説明申上げたいと思つております。 この会計は二十三年度の終り頃におきまして現物の不足ということが問題になつたんでありまするので、自然その頃からのことを一応申し上げて見たいと思います。
ただし今まで問題になりました、公団あるいは薪炭会計にはあるかも存じませんが、そういつた問題について、これを行政責任としてどういうふうに追究して行くかという問題は、これはまた別個の問題でありまして、これはあくまでやらねばならないものであります。
これは政府委員の説明によりますというと、二十五年度中には回收される見込であると言われることであるけれども、我々は従来の薪炭会計の処理状況などから見て、この点について非常に疑惧を持つておる。一方支拂未済が六億八千九百余円、当然拂わなければならん政府の債務として、薪炭証券九億円というものがある。
○三宅(則)委員 私はこまかいことは申しませんが、先ほど佐木さんもお話になりました通り、わが国の特別会計というものにつきましては、薪炭会計ばかりではないのでありまして、大体特別会計に対しましては私は嚴重に帳簿組織といいますか、あるいは貸借対照表といいますか、財産目録といいますか、この企業会計に相類似するような会計組織を、官庁でもとつていただきたいと思います。
木炭事務所が卸から金を吸收する以上にもしわしの力でうんととれたら、これを特別会計に入れて、福島県は全国で一、二を争うほど一億円も政府支拂いが遅れているのだから、入れたらそれを拂つてくれぬかという話があつてそれはわかつた、木炭事務所の力でできぬ以上、あなたがとつてくれるのはけつこうだそれを薪炭会計に入れたらわれわれの收入になる、そうすれば全国一、二に未拂いが多いのだから、それを拂うということは筋は立つというので
こういう現実に苦労して薪炭会計で国庫の経費をもつて出したその金が政府に帰つて来ないというのが欠損の基本になつている。これが国民の生活に重大な関係を持つている。山で焼かれたものが滞貨になつておつて、それが計数上赤字になるということはあり得る。しかしそういう問題は別個の問題です。薪炭会計としましては、実はそれで赤字になつておつても、そういうことを考慮しなくてもいい問題です。
○井手委員 ちよつと私は数字的なことを聞きたいと思うのですが、先般企業会計という雑誌に、計理士の花田雄治という人が、薪炭会計の赤字の内容という論文を発表したのを私は拝見した。これは仄聞するところによると、おそらく農林省が太田哲三氏に委嘱して、その下でその人たちが働いたのを、結果報告を発表されたものだということだそうですが、その計数の内容を薪炭課長は御存じですか。
と申しますのは、薪炭会計は薪炭需給調節特別会計令十六條というもので、年度末において在庫品の評価益を出さねばならない。その評価益と申しますのは、在庫品を年度末の市価に準拠して評価しなければならないということでありますので、政府が仕入れましたものは、生産価格で仕入れているのであります。
私は本日薪炭会計の検査に詳しいものが出て来いというお話でありましたので、そのつもりで参りましたのでありまして、多少全体の運営にも関係がございますが、そういう次第でありますので……。
それで会計検査院は薪炭会計の方の検査も、あまり嚴重な検査をなされなかつたようであります。ああいう問題が起つてから、或いはなさつたようでもありまするが、それと同じように、食糧の方の特別会計の本当の嚴密な検査をなさつて、薪炭特別会計のような、ああいう問題の起らないように十分注意をして頂きたいと思うのです。検査院としては、この特別会計の検査についてどんな御方針でありますか、承りたいと思います。
なおほかの会計につきましても、薪炭会計がこういうことに相なつたということについて、これはまあ根本的にいろいろ制度上の欠陥——と申しましても薪炭の受拂いなりを正確にするためには、倉庫なり人員なり、そういう面で経費が非常によけいかかるのでありまして、この会計のものがなくなつたのは、経費をかけないためになくなつたという面も、これは確かにあると思うのでありますが、何しろこういう現物不足というものが、政府の会計
そういう場合には今ごろのことでありますから、机とか、いすとか、調度品を国有林の方の事務所へ持つて行くというようなのも実情なんでありまして、そういう場合には、会計の本来の建前から言えば、それは薪炭会計の品物なのですから、たとい国有林であつも、相手の会計から代金をとらないで、無償でそつちへ持つて行くということは適当でないじやないかということで、大部分のものは競争入札なりで、公正に売り拂つております。
それから薪炭会計について会計検査院の大体結論が出るのを待つておりましたが、そろそろ出たころ合いだと思いますから、十日には一応その後の経過を御説明願うことにいたしたいと思いますので、あらかじめお含みおきを願いたいと思います。 本日はこれには散会いたします。 午後二時四十五分散会
たとえば薪炭会計におきましても、そういうルーズな考えが出ているのではないかというので、われわれ委員会で重視している。これらの点を十分研究して、嚴格にやつていただくことを、まずお願しておきたいのであります。
しかしながら、現在薪炭会計につきましては、あるいは未拂金の回收、未收金り回收、また手持薪炭の償却等によつて、三十数億の債券を一応持つておるのでありまして、差引いたしますならば、政府の説明によれば、五十四億四千万円が薪炭特別会計の赤字補填であると、かように申しております。
特に奇怪なことは、森農相は、二月の大臣就任当時、薪炭会計の状態について損害を受けたかとの私の質問に対して、長官から何の報告も受けていないと言つておる。三浦長官に、大臣への報告の義務はないかと私が質問すると、義務はあるだろうが報告はしていないと言つておるのである。
八億残るわけでありますから、前の八億は一月十日に二十八億八千万円の中からとりあえず薪炭証券をそれだけ償還しまして、残りの二十億というものは三月まで繰延ばしてもらつて、一月五億、二月七億、三月末に八億ということでこれはそういたしますと、薪炭会計の未回収分を回収いたして償還に充てる。こういうふうに理解してよろしいのですね。
八十二億三千万円に一応年度末のオーバードラフトその他の関係で入りました部分を足しまして、薪炭会計として入りました金としては二十八億余万円があるわけでありますから、合計いたしますと大体百十億、そのうちで支払金として長官が説明されたのは、おそらく八月一日以降じやないかと思うのですが、十億八千四百万円だけは支払われたということになつておるのであります。
○田中(織)委員 そういたしますと、大体五十四億七千万円の今回の一般会計の繰入れのうち、いわゆる純然たる薪炭会計の赤字補填になる部分は幾らになりますか。
特に予算委員会における薪炭特別会計小委員長である高橋啓君の討論には、この薪炭会計には反対であるけれども、予算不可分なるが故に止むを得ず補正予算に賛成すると申されておるのであります。かように同じ所管に属しまする薪炭会計にかような疑惑がある際に、この食糧管理特別会計についてもその操作面にお任せするなどという、さような信用は全く置き得ないということをば申上げまして、私の反対討論を終るものであります。